うらら迷路帖第1話「少女と占い、時々おなか」のあらすじと感想です。
ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。
少女と占い、時々おなか
うらら迷路町
山奥にある大きな木。枝に横たわっている少女がスヤスヤと寝ている。アライグマに起こされた少女は、はるかかなたの街を見ながら呟いた。
「今日は待ちに待った、迷路町に旅立つ日……セツ、行ってくるね」
迷路町……うららと呼ばれる不思議な力を使う占い師の都。15をすぎた少女たちはうららを目指しこの町にやってくる。
山奥から何匹も動物を引き連れて、迷路町にやって来た少女。
少女になついて勝手についてきた動物たちが、町中から食べ物を取って来て少女に渡す。そのため少女は泥棒の元締めの疑いをかけられてしまう。
悪気がないことを見せるために、少女は動物たちと共にお腹を出して降参のポーズをとる。騒ぎを聞きつけてやってきた警ら隊隊長の佐久に、ハレンチな痴女扱いされて少女は逃げ出した。
ナレーションは元祖17歳さん。落ち着く声です。ちょっと前までいろんな武器を乱射していたとは思えません。(魔法少女育成計画)
町の中には女の子しかいませんね。迷路町は男子禁制なんでしょうか。
初めは少女が何をしているのかわかりませんでしたが、動物みたいにお腹を出して謝っているようです。……イヌ?
うらら見習いの仲間たち
少女は逃げる途中で黒髪の女の子にぶつかってしまった。再びお腹を出して詫びるとお互いに名乗りあう 。
少女の名前は千矢(ちや)。ぶつかってしまった黒髪の女の子は紺(こん)。
千矢は、同年代の女の子に会うのは初めて、と言って興奮する。
そこに、荷車を引くツインテールの少女が道を尋ねてきた。少女が手にしている棗家(なつめけ)の紹介状に気づく紺。
「私たちもしかして、 みんな同じうららの見習い」
うらら……それは女の子にしかなれない、不思議な力を使う占い師。
なるほど、町全体がうららという占い師の仕事(?)の訓練所になってるわけですね。女性しかなれない職業なので、街には男の姿が見えないと。門番もいるみたいで、出入りは厳しそうです。
3人のキャラクターもなんとなく見えてきました。ニャル子みたいな千矢がボケ役。黒髪の紺が常識人 。ウィクロスを始めそうな(声の)ツインテール、小梅がツッコミ役、というわけですね。
棗屋
千矢の腹立し謝罪に、よくわからないまま巻き込まれる紺と小梅。3人まとめて警ら隊の佐久に街を追い出されそうになる。しかしすんでのところで修行先棗家の主人、棗ニナに救われた。
無事に棗屋に到着した3人は、改めてお互いを紹介しあった。
巽屋の一人娘である紺。
雪見財閥の令嬢の小梅。
そして五殿山からやってきた千矢。
千矢が遠く離れた五殿山から走ってやってきたと聞いて、紺と小梅は驚いた。
「お母さんに会いに。私のお母さんはこの街のどこかにいるんだって。だから会ってみたくて小さい頃からずっとずっとこの町に来る日を楽しみにしてた」
3人を微笑みながら見つめるニナ。その背中からおずおずと妹のノノが顔を出した。
「どんなときも4人で力を合わせて頑張ってちょうだいね」
山奥の野生児が母を訪ねて街に…。 なんとなくドラゴンボールの第一話を連想させます。最初に山の中で挨拶していた”セツ”というのが母の名前でしょうか?でも、探しに来たのに「行ってくるね」と言うのは変なので違うのかもしれません。
ノノは内気キャラ。この子もメインの1人みたいですね。
めぐねぇ…じゃなくてニナは亀仙人的ポジションでしょう。
それぞれの占い
お茶菓子をご馳走になりながら、ニナに得意の茶葉占いを見せてもらう。
「私の場合はお茶だけど、世の中には本当に様々な占いがあるわ。自分の見やすい何かを媒介として、迷路町の神様と通じる」
うららは目に見えない神様の力を通じて占いをして、道しるべとなる言葉を授かり迷い人へと伝える……そう語ったニナは4人に十番札を渡した。
茶葉占いって確か紅茶でやるものでしたよね。棗屋の茶器やお茶菓子は和風に見えますが、飲んでいるのは紅茶なんでしょうか?
どうやら一人前の占い師になるための、お仕事系(?)アニメみたいです。
真面目っ子の紺が、さっそく池上彰のように説明してくれています。昇級試験を受けて、仮免許のような十番札を七番札まで上げればプロとして独り立ちできるようです。
お互いに占いの道具を見せ合う4人。
紺はこっくりさんに使う紙。ノノはマツコという人形を使った占い。小梅はタロット占い。
1人だけ占い方法が決まってない千矢は、紺のこっくりさんで自分に合う占い方法を調べてほしいと頼んだ。
紺のこっくりさんで出た答えは……くろう。
占いの結果の意味がわからず頭を悩ませる紺。その紺のスカートを千矢がめくり上げた。
「だって紺、 絶対しっぽ生えてると思って…」
「懲りない子ね。またあの警官さんに見られたら どうするのよ!」
その頃甘味処では、警ら隊隊長の佐久が慕われている2人の部下にべったりと付きまとわれていた。
ノノの人形マツコは腹話術ではなく自分の意思でしゃべっているようです。完全なシャベッタアアアア状態。
小梅はタロットカードでタワーを作っただけ(ヒソカかよ)。占いの力はまだまだなのかもしれません。
紺だけはすでに一人で占いをできる実力があるようです。
不穏なBGMで始まった紺のこっくりさんでしたが、何事もなく無事終了。「クロウ」ってなんなんでしょうね。今のところはさっぱりわかりません。
まとめ
設定やキャラ紹介をググっと詰め込んだ第一話でした。
ギャグは緩めで、激しい展開のストーリーにはならなそうですが、気楽に見ることができるアニメとしてよさそうです。
絵もなかなか綺麗でいいですね。ただ、この絵であんまりエロを前面に押し出すのはどうかと思います。あの腹立し謝罪は毎回やるのかな。
それにしてもきらら系アニメは、なぜ百合方面にばかり行きたがるのでしょう?