この素晴らしい世界に祝福を!2  第1話「この不当な裁判に救援を!」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

 

この不当な裁判に救援を!

カズマ投獄

「オレの名は佐藤カズマ。魔王と戦う宿命を背負ったエトランゼ。運命の女神に導かれ異世界への転生を果たした」

SW風の演出で嘘だらけのあらすじをカズマが語る。物語の結末はなぜかカズマが投獄されるところで終わった。

「違ーう!」

 

開始1分もたたないうちにもう捕まっています。この間にも復活の呪文やSM、嘘八百の語りなど盛りだくさんの内容です。二期に入って急に真面目な話にならなくて何よりです。

 

 

「佐藤カズマ、貴様には国家転覆罪の容疑がかけられている」

街への被害を食い止めるためカズマが転送させたコロナタイトが、城主の屋敷を爆破したというのだ。

カズマのことを(とりあえず)かばうめぐみんとダクネス。ギルドに集まっていた男達からも、権力の横暴を非難して冒険者の自由を訴えるコールが起こっていた。

「国家転覆罪は主犯以外の者にも適用される場合がある」

検察官の言葉を聞くと、潮が引くように静かになる男たち。

「テレポートを使ったのは…」

唯一カズマをかばおうとしたウィズの口を、とばっちりを恐れるアクアがふさいだ。

「カズマが無事お勤めを終えるまで、私たちは待っていてあげましょう」

「お勤め確定みたく言うんじゃねえよ!」

 

そういえば一期の最終話は、このメガネの検察官セナが踏み込んできたところで終わったんでしたね。ギャグっぽい終わり方だったので、うやむやになると思いましたがきっちり責任を取らされるとは。

それにしても、みんなのカズマに対する態度が結構ひどいです。ダメな仲間たちはともかくとして、頼りになりそうだったギルドのお姉さんたちも結構冷たい…。

脱獄手引と取り調べ

独房に放り込まれていたカズマは、遠くで爆発音が鳴ったの耳にする。窓の外を見るとアクアが顔をのぞかせていた。めぐみんに爆裂魔法使わせて兵士たちの気を引き、そのスキに助けに来たという。

「まずはその針金で牢屋の鍵を開けなさい。その後はカズマの潜伏スキルを使って所内から脱出するの」

アクアが放り込んだ針金を手にすると、カズマは牢にかかった”ダイヤル式の錠前”に目をやった。

「寝るか…」

 

TAKE2

めぐみんと(抱えて逃げる)ダクネスは爆破事件の実行犯とあっさりばれてしまった。そのため覆面をかぶって再び爆裂魔法を発動。アクアが脱出に使う踏み台を差し入れようとして衛兵に停められて失敗。

 

嘘を看破する魔道具を目の前に置かれて、カズマの取り調べが始まる。二度の爆破事件が上乗せされて、カズマの立場はますます悪くなっていた。

前歴がニートだったこと。楽で女にモテそうだから冒険者になったこと。街を救った自分に借金を負わせた城主への恨みつらみ…。

魔道具のプレッシャーを前に、言いたくもないことを次々と白状させられるカズマ。

しかし、ストレートな訴えに魔道具が無反応なのを見て、セナもカズマの無実を信じかける。

「あなたは本当に魔王軍の関係者ではないのですね?魔王の幹部と交流があるだとかそんなことは?」

チーン。

カズマが力強く否定しすると、魔道具のベルが高らかになった。

(しまった、ウィズは魔王軍幹部だったあ!)

 

コントを見せられているようなスピーディーなギャグの連続です。ベタとシュールの配合がいいバランスです。覆面をおぶった覆面のシュールな絵面は声を出して笑ってしまいました。やってることはテロリストのそのものなんですけどね。

セナは年齢のことを気にかけているようですが一体何歳なんでしょう。そんなに年がいってるようには見えませんが…。

負け確裁判

「これより被告人佐藤カズマの裁判を執り行う」

弁護人がアクア・めぐみん・ダクネスの3人という不安な陣営でカズマの裁判が始まった。

下着を剥がれたクリス。魔剣を奪われたミツルギ響夜と仲間の女性2人。

続々と集まってくる、カズマに不利な証言者たち。

さらに街に被害を与えた洪水、爆裂魔法の乱発、アンデッドにしか使えないはずのドレインタッチの使用などを追求される。

そして決め手となる魔王軍の者との交流の有無…。カズマはすかさず叫んだ。

「俺は魔王軍の手先でもテロリストでも何でもない!」

カズマの訴えに全く反応しない魔道具。

「これでは検察官の主張は証拠と認めるわけにはいきませんね」

裁判長は無罪を宣言しようとするが、城主アルダープによってそれを阻まれた。強引にカズマを死刑に追い込もうとするアルダープに対して、ダクネスがダスティネス家の人間として借りを作ることでなんとか処分保留に持ち込んだ。

 

微妙にニュアンスは違いますが、証言はどれも本当のことなので文句の言いようがないですね。ここだけ聞くと野次馬たちのようにカズマを変態クズ扱いしたくなるのも分かります。

屋敷を破壊されたとは言え城主がやたら食い下がったのはなぜでしょう。カズマに何か思うところがあるのでしょうか。

冒険第二章

城主のことをダークネスに任せたカズマたちは帰路につく。

「俺に課せられた使命は2つ。俺が魔王軍の手の者ではないと証明すること。そして城主の屋敷の弁償だ」

カズマが屋敷の扉を開けた途端、大勢の兵士たちが中に突入してきた。

「裁判所の命により、被告人の借金を私財より差し押さえすることとなったあ!」

家財道具を根こそぎ持っていかれた部屋で突っ伏すカズマは、涙声で呟いた。

「俺の冒険の第二章の始まりだ…」

 

また馬小屋に生活に逆戻りしてしまうのでしょうか。

それにしても凄い酒瓶の量です。アクアが溜め込んだものなのかな?

着ていたジャージを必死で守っていたのは、ギャグなのかもしれませんがちょっと泣けてきます。ただ一つの元の世界の品ですからね。

まとめ

久しぶりですがやっぱり面白いです。

一期よりもハイテンポになったような気がします。1つのギャグにこだわらず、しつこい突っ込みなどが無いのでそう感じるのかもしれません。

キャラの表情だけ少し気になりました。前よりも顔が長くなったような…。OPも同じ顔なので作画が崩れているというわけでもなさそうです。もっとも、作中でちょいちょい顔芸をしたりするのであまり気にはなりませんが。

来週からも非常に楽しみな作品です。