夏目友人帳 伍第8話「歪みなき世界」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

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若き日の名取周一

1

高校時代の名取周一。

祓い屋を拝承した名取家にとって、妖が見える周一は疎んじられる存在だった。周りからも浮いていて孤独を感じる日々。周一は父親の蔵に入り浸り、嫌でも目に入る妖怪や身体を這い回るヤモリのような影を消す方法を探していた。

そんなある日、父親のもとに一人の祓い屋が訪ねてくる。けんもほろろに追い出されたが、連れている式から祓い屋の「会合」の存在を知ることとなった。

 

夏目とモロにかぶりますね。

周りの環境だけでなくどうしていいかわからず焦る感じもソックリです。

現代の余裕のある名取とはずいぶん違います。

 会合での的場との出会い

2

周一は妖怪のことを知るために会合の場所に足を運ぶ。そこで学生服の的場静司と出会った。

「オレはね。使えるものを探しにきた」

静司の人を見下したような言動に気を悪くする周一。

声をかけてきた祓い屋タクマに、静司が的場一門の御曹司であることを聞かされる。

 

3

周一の姿を見てざわつく会合の場。名取家の廃業の噂が耳に入ってくる。

雑音を無視してタクマと話す周一。

名取家を訪ねてきたのはアマサキであろうこと。周一にはなかなか強い妖力を持つこと。静司が桁違いの妖力をもっていること、など。

「妖という不確かな影に怯える、人の心を祓ってやりたい」

優しく語るタクマの信念に心を動かされる周一。

這い回るヤモリを見られたのをきっかけに、自分の不安をタクマに打ち明けた。誰にも話せないことを打ち明けられる喜びが広がる。

 

名取はタクマと同じような眼鏡をかけ始めます。ダテ眼鏡をかけると妖が見えやすくなるそうですが、それよりは祓い屋タクマへの憧れが理由でしょうね。

「少なくとも見える人間たちの中にいる間、オレは嘘をつかなくて済んだ」

そしてヤモリを消すことができれば、もっと優しい人間になれるかもしれない…。

来るなと言われても会合に顔を出す名取の行動に、この頃の孤独感が伺えます。

 

 三本角の大妖

4

周一は会合で、タクマが妖に襲われて怪我をしたことを知る。

馬洗塚に祓い屋を襲う三本角の大妖が出現するという。

臆病者の名取家の跡取り…ヒソヒソ聞こえる声のため。なによりタクマに認めてもらうために、周一は大妖を倒す決意をした。

周一は、前にもまして蔵に閉じこもり術の研究を重ねる。

決して楽ではないが、妖怪を追っている時には周りの雑音は遠のいていた。

 

やっぱり危なっかしいことに手を出しました。

それにしても父親の周一への風当たりの強さは異常ですね。見える周一が名取家に災いを呼ぶかもしれない恐怖。それだけではなく学力についてまで文句をつけています。あらゆることが気に入らないといった感じです。

 

 周一の葛藤

5

歩いている最中に三本角の大妖の襲われる周一。反撃を試みる前に横からの静司の攻撃によって妖は姿を消す。

「オレと組まない?」

静司の申し出をきっぱりと断る周一。その心には自分の手で妖を倒したい気持ちと、こちらを品定めするような静司を認めたくない気持ちが入り混じっていた。

 

6

帰宅すると自宅の前にはアマサキが立っていた。怪しげな行動は恩義ある名取家を妖から守る気持ちからだという。そして、見えにくくなっている自分は、もうすぐ祓い屋を廃業するであろうことも口にするのであった。

その言葉を聞いた周一は、妖からの報復ばかり恐れる父親に言ってやりたい気持ちになる。

「ウチは祓い屋として、例えば誰かを救った存在だったことも…」

 

アマサキの怪しい行動は何なんでしょう。話す内容や表情からは悪人にも見えませんが。

そして名取はクラスの女の子からの告白(らしきもの)をサラリとかわしています。作中が美少年ばかりでわかりませんが、やっぱりモテる顔なんですね。

 

共闘?それとも…

7

正しくなりたい。正しいものは周りを傷つけない。

周一が妖に襲われた場所に来てみると、静司もしれっと姿を見せた。

「周一さんなら、陣覚えていい壺さえあればそこそこできるはずだ」

いちいち癇に障る静司の言動が気に入らない周一だったが、ペースに乗せられて二人でタクマの家を訪れることになる。

無謀な行動を心配するタクマ。大妖の情報は教えてくれたが、二人には決して近づかないように釘を差した。

 

的場の天然の煽りに突っ込む名取。漫才みたいになっていますが、二人の考え方がこの頃から根本的に違うのがわかりますね。

あと、ちらりと見えたタクマの娘はかわいいです。

 

 大妖との決戦!

忠告を完全無視して妖の目撃された場所に向かう二人。

だが、静司のタクマの力量を軽んじるような発言に激昂する周一。

「強くならないと、なんにも守れないよ」

祓い屋としての価値観が違いすぎる二人は別々の行動を取ることになる。

 

8

妖の気配をいち早く察知した周一は、札で妖の動きを止めて覚えたての陣で攻撃を試みる。だが、妖を仕留めるまでには至らない。

後ろから静司が攻撃するのを感じた周一は、襲い来る大妖を逃げずに正面から見据えて叫ぶ。

「こっちだ静司! 外すな」

静司のはなった矢は三本角の未見に命中。一撃で大妖を葬り去った。

「周一さん。もっとうまく生きなよ。強くなれないんならさ」

「うるせーよ」

 

初めてとは思えない名取の術。なかなかサマになっています。でも「やったか!?」は口に出しちゃダメ。

的場はこの頃から余裕がありますね。

 

 

10

帰宅するとまた門の前に人影があった。しかしアマサキの姿はなく式だけが立っている。

「主は昨日他界した。病だ」

アマサキの最後の気持ちに思いを馳せる周一。ふと川辺に目をやると静司の姿がそこにあった。表情は見えない。だが、不敵な笑みでも憂いた顔でも失望しそうな気がする。あいつと同じものは見られない。

「道は違えた…」

まとめ

アマサキさんの力は病によって消えてしまったんですかね。

しかし、若いときの名取は夏目にソックリの境遇です。これを見ると夏目に出会ったときの距離感の近さも納得でいますね。

的場との微妙な関係も知れるいいエピソードです。

夏目とニャンコ先生は今週は完全にお休みでした。

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