魔法少女育成計画 第12話「File not found」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

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File not found

魔法少女にはなれない

荒れているスノーホワイトの部屋。机に突っ伏したまま小雪は魔法少女になったばかりの頃を思い返していた。

魔法少女になれたのが嬉しくて、無邪気に人助けに励んでいたこと。スノーホワイトに期待をかける他の魔法少女たちの言葉。ハードゴア・アリス、ラ・ピュセル、リップル…。

「ごめん、颯ちゃん。…私は何もできない。もう魔法少女にはなれない」

 

一方リップルは、トップスピードの特攻服を羽織って決戦に赴く。 豪雨と雷鳴が轟くダムでスイムスイムと対峙していた。

 

最終回でもテンションだだ下がりのままの主人公。逆にリップルは、頭に血が昇っているように見えます。ダムと雨ってスイムスイムにめちゃめちゃ有利に見えるんですけど。

魔法少女人材育成計画

魔法少女を辞める。もう変身しない。泣きながらそう言う小雪に対して、ファブは『魔法少女人材育成計画』について語りだす。

「ファブは魔法の国から派遣された人材発掘部の使い魔だポン。最も成績が良かったもの一名が魔法の国の一員として選ばれて、晴れて本当の魔法少女になるポン」

選ばれたものは、魔法少女か選抜試験の進行役としてマスターのどちらかになる。そして今回の試験のマスターがクラムベリーだったということを小雪に話した。

「でも、結局たまに殺されちゃったポン。そのたまもスイムスイムが殺したポン」

自分の知らないところで、仲間同士の殺し合いがあったと聞かされてて驚く小雪。

「どうもスイムスイムは頭の配線が大事なところで焼き切れていて、ついていけないところがある本」

クラムベリーやスイムスイムのような戦闘狂、リップルのような性格ではファブのマスターとして都合が悪い。だからスイムスイムとリップルがつぶし合うようにそそのかしたという。

変身したスノーホワイトは、 聞くに耐えないファブの声を止めるために端末を破壊すると、リップルのもとへと急いだ。

 

ここでファブが本当の計画をバラしました。しかしなんでこんな煽るようなことばかり言うのでしょう?目的もなくこんな言い方をしているのなら、バグっているとしか思いません。

・契約違反だポン。(いつ契約したんだよ)

・魔法少女になってるくせに~。(くせにってなんだよ。どんな言い草だ)

・頭の配線が大事なところで焼き切れてて~。(お前が言うな)

・リップルも性格に難ありで~。(性格に難があるのはお前だ)

いちいち突っ込んでいるとキリがないくらい言葉の隅々まで煽り要素が満載です。ひょっとすると本人には自覚が無いのかもしれません。

 

リップルVSスイムスイム

スイムスイムは肉体強化の薬を口にする。リップルが用意したのはカラミティ・メアリが残した袋。

戦いが始まる。薬で強化されたスイムスイムとリップルの動きはほぼ互角。しかし、リップルの放つ手裏剣や刀の攻撃は、スイムスイムの能力で全てすり抜けてしまう。カラミティ・メアリの拳銃を使ってみたが結果は同じだった。

苦し紛れに投げた手裏剣に雷が落ちる。その衝撃でスイムスイムが吹き飛ばされる。

「光と音…?」

ファブの言葉を思い出してスイムスイムの弱点に気付くリップル。しかし、スイムスイムに一瞬の隙をつかれて左目と左腕を失ってしまう。

「屈服しないなら、部下にはできない」

とどめを刺しに来たスイムスイムに自分の左腕の血飛沫を浴びせかけるリップル。視界を失ったスイムスイムの目の前で、リップルの投げたスタングレネードが炸裂した。

激しい光と音で元の人間の少女に戻るスイムスイム。ピクリとも動かないその体にリップルは刀を突き立てた。

「トップスピード、怒ってるかな…。スノーホワイト、会えてよかった。私も舌打ちしない魔法少女に…これからは…」

そう言い残してリップルは力なく倒れた。

 

自分の腕の血で目つぶしとは、魔法少女ではなくまさに忍者のようですね 。影の軍団みたい。

スイムスイムのこれまでの無敵具合から爆弾一発でやられてしまったのはあっさりしすぎな気がしました。ですが、音と光の衝撃は普通の人間と同じように受けるので、スタングレネードがあの近距離で爆発したらノックダウンするのも納得です。カラミティ・メアリの置き土産が無ければ手も足も出なかったところですね。

 

ファブの心

戦いの現場に到着したスノーホワイト。スイムスイムらしき刀を突き立てられた少女の体を見て驚く。

「うそ…こんな小さい子が」

慌ててリップルを探す。近くに出血の激しい高校生の女の子が倒れていた。スノーホワイトはがっくりとうなだれる。

「また…また何も出来なかった。颯ちゃんの時も、ハードゴア・アリスの時も。いつも…」

突然、凄惨な場所に似つかわしくないファンファーレと聞き慣れた声が響き渡る。

「おめでとうポン。スイムスイムとリップルがいなくなってスノーホワイトが勝ち残ったポン。いやー自分で手を汚さずに勝ち抜くとはさすがスノーホワイトと褒め称えておくポン。ファブとしてもマスターがいないといろいろ不都合があるポン」

「ならない、私はマスターにはならない」

間髪入れずに応えるスノーホワイト。

「なんでポン?」

「ファブの声が聞こえるから。マスターになってもらないと困るって。このマスター用端末を壊されるのは困るって」

スノーホワイトは、今までのものとは形状が違うマスター用端末を破壊しようと試みる。

「あ、そういや困ってる声が聞こえるんだっけ。無駄だってば。マスター用の端末は丈夫に出来てるポン」

踏みつけても岩にたたきつけても端末はびくともしなかった。今度は拳で殴りつける。スノーホワイトの拳から鮮血が飛び散った。

「自分なら何でも無理を押し通せると思っちゃうのが、魔法少女の悪い癖ポン」

そう言って笑い出すファブ。

「ラ・ピュセルだってハードゴア・アリスだってそういうことをきちんと押さえていれば、あんな犬死しなかったのに」

ファブの言葉に悔し涙を浮かべるスノーホワイト。傍らに転がったアイテム『兎の足』が静かに光る。

「トップスピードもあれほど生き残りたいって言ってたくせして、あんな間抜けな死に方を…」

「黙れ…トップスピードを笑うな 」

スノーホワイトが振り向くと、死んだと思っていたリップルが変身した姿でファブをにらみつけている。その時、スノーホワイトにファブの心の声がはっきりと聞こえた。

『スイムスイムの使ってた武器。魔法の国の武器。あれはまずい、すごくまずい』

言い訳を続ける現実の声と、焦る心の声がはっきりと聞こえた。

「そいつの言うことを聞かないで!」

リップルは魔法の武器をマスター端末に叩き込んだ。端末が真っ二つになると同時にファブの体も粉々に飛び散った 。

 

全国からざまぁの声が聞こえてきそうなほどのやられっぷり。マスター不在だと困る立場のくせに、散々あおったり残虐な試験を要求したりと最後まで何を考えているのか分からない奴でした。

タイミングからするとリップルの復活は兎の足の効果のようですね。ひ弱なプチラッキーアイテムぐらいに思っていましたが、大ラッキーを運んできてくれました。

 

スノーホワイトの決意

バスの中で女子高生2人が話している。

カラミティ・メアリが起こしたテロ事件によって、すっかり呪われた土地扱いされてしまっていた自分たちの住むこの街を嘆く。魔法少女になれるという 噂のあったソーシャルゲーム『まほいく』も既に消滅していた。

「でもさ、まだちらほら入ってきてんのよ。目撃情報」

街でたびたび目撃されている黒マントの少女が新たな魔法少女ではないかと噂されていた。

「魔法少女って言えば、小雪どうしたんだろう?」

書き置きを残して小雪が家出をしてから既に半月が立っていた。

「あの子、高校デビューしてからキャラ変わったよね。なんかワイルドになったっつーか…」

 

電波塔の上でスノーホワイトを待つリップル。手にしたスマホの画面にはスノーホワイトが活躍したと思われる世界のニュースが並んでいた。

「おかえり」

「ただいま」

スノーホワイトがリップルのもとに到着する。リップルが魔法の国からのメールについて尋ねると、読まずに捨てたとスノーホワイトは答えた。

「担当地区外での勝手な行動は控えるよう説得して欲しいって」

「小さな親切じゃ何も変わらない。観ているだけじゃ何も動かない」

中学生の頃とは違う、強い意志を感じさせる表情で答えるスノーホワイト。リップルに稽古を頼んだ。

「考え直す気ない?強いだけが魔法少女じゃない。私はそう思うんだけど」

「もう後悔したくない。後悔する前に自分で選びたいから」

リップルが素早い動きで攻撃を仕掛ける。負けじと応戦するスノーホワイト。拳を交えながらスノーホワイトは考えていた。

「子供の頃から大好きだった魔法少女。本気でなりたいと思ってた。いつの間にか昨日見たテレビの魔法少女の活躍を語れる友達はいなくなっていた。魔法少女なんて幼稚だと」

一撃を受けて倒れたスノーホワイトにリップルが手を差し伸べる。

「それでも…私は夢見てる。今でもこっそり夢見てる」

 

2年しか経っていないのに、スノーホワイトが完全な肉体派に…。確かにワイルドになっています。魔法少女の活動も単なる人助けではなく、テロリストや犯罪組織相手の本格的な正義の味方です。

そしてリップルを師匠と仰ぎ拳を交えて語り合う肉弾戦。なんなんだろうこのジャッキー映画みたいな終わり方は…。

 

まとめ

家を出て世界中の事件解決のために飛び回っているとは、ずいぶん骨太な性格に変わったものです。

魔法少女のはずが、せっせと物理のレベル上げに励むスノーホワイトを見ていると一言突っ込みたくなりますが…。

それよりも、事件の原因がファブの気まぐれというのが納得いきません。雑すぎる。

お遊びでこんなバトルロワイヤルみたいな試験をしたら、扱いにくいサイコパスのマスターが残るに決まっています。そもそも上司に当たる魔法の国でファブの報告を受けているヤツの目は節穴なんでしょうか?

まあ、原作は続いているようですし、アニメ2期への含みも持たせる終わり方だったので、そのあたりにも深い事情があれば今後明かされる可能性はありそうです。

12話楽しめたのは確かなので、続編に期待ですね。

しかし、あんまり残酷なストーリーばかりヒットされてもねえ…。子供がうっかりまほいくのDVDを見たらトラウマになりそうです。

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