夏目友人帳伍 第11話「儚なき者へ」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

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儚なき者へ

白霧花

期末テストが終了した当日。帰宅途中の夏目の目の前に中級コンビが現れた。

「夏目様。三ヶ岳の 白霧花を見たことがおありですか?」

見たことがないと言う夏目の答えにようにテンションを上げる中級コンビ。強引に夏目を三ヶ岳に連れて行った。

「これはもう、登山だ」

険しい崖を登り下を覗き込むと、確かに白く美しい花が一面に広がっていた。

 

中級は本当に夏目が好きですね。まぁ基本暇なんでしょうね。ちょっと羨ましい気もします。

中級コンビ

寒い中、上着も着ずに山に登ったため風邪を引いてしまった夏目。熱を出して寝込んでしまった。

「どういうことだ。タヌキやイノシシだってあんなところに連れて行ったぐらいで病にはならぬぞ」

ニャンコ先生から事情を聞いて、夏目の様子を見に来た中級コンビ。

「弱っちぃちぃ 」

夏目の体の弱さに呆れながらも、中級の2人は責任を感じていた。熱冷ましの薬草を持つという四峰のオオツノ様のところを尋ねてみる。

二本のツノが生えた顔に、巨大な蛇の体を持つオオツノ様が言った。

「我は今機嫌が悪い。先日の長雨で石灯籠が倒れてしまったのだ。ちょうどよいか、お前たち灯籠を戻したら薬草を分けてやろう」

 

オオツノ様めちゃめちゃ強そうです。謎のフラッシュを放ってきました。本格的に攻撃してこないところを見ると、そんなに悪い妖でもないのかもしれません。

それにしても中級たちは、夏目のことをイノシシ以下と言ったり、倒れた石灯籠を見て即座に「無理」と言ったりと、相変わらずお茶目な妖たちです。

安心の家

布団で横になりながらぼーっと天井を見つめる夏目。子供の頃預かってもらった家で、 天井の模様が何かの顔に見えて恐ろしかったことを思い出した。ほとんどは錯覚だったが、なかには”本物”も混じっていた…。

塔子が卵酒を持ってきてくれる。

「改めて思うけど、自分が風邪をひいたこの世話をしているなんて不思議な気分ね」

塔子の声を耳にして、夏目は安心感の中再び眠りについた。

 

「なんだと!卵酒を全部飲んでしまっただと」

滋が買ってきてくれたイチゴを食べる夏目に、文句を言うニャンコ先生。イチゴを1つせしめると、卵酒は明日飲むから当分カゼを治す必要はないと言う。

「そんなわけにはいかないよ…」

 

いつも優しい藤原夫妻ですが、前回のエピソードを見た後だと、その慈愛がひと回りもふた回りも大きなものに感じられます。

妖たちのクラス

回復して登校する夏目。なぜか教室内には、夏目組の妖たちが生徒として机に座っていた。担任は眼鏡をかけたニャンコ先生。

ふと窓の外を見ると夏目レイコが学校を出ていこうとする姿が見えた。急いで後を追う夏目。

「玲子さん!」

「だって、1人でいれば守らなくていいでしょう」

 

異様な気配を感じて目が覚める。寝室には見慣れぬ妖が立っていた。友人帳の名前を返してもらいに来たようだが、カゼが悪化した夏目にはとてもそんな体力はなかった。

 

夢の中の、ヒノエと紅緒の制服姿のコスプレ感が半端じゃありません。

ニャンコ先生の教師姿はCMそのままでしたね。3年ララ組ニャンコ先生。

心遣い

「苦いな、これ」

中級たちが持ってきてくれた熱冷ましの薬を飲む夏目。

「昔から良薬は口に苦しといいます」

「そうだな、効きそうだ」

目的を果たして満足げに帰っていく中級コンビ。

夏目は、軽く夕食を口にできるくらいに回復していた。

 

翌日、田沼が家までお見舞いに来てくれた。上がってもらった田沼にお守りを手渡される。

「これ、昨日みんなで神社に寄ってもらって来たんだ。夏目の欠席が長引いていると聞いて多軌が言い出して。でも、渡す前に治ってよかった」

友達の暖かい心遣いに礼を言う夏目。

「また妖怪のことで、何か変なことに巻き込まれたりしてたんじゃないか?」

否定する夏目に田沼は続けた。

「本当は迷ったんだ。妖怪のことだったら俺がきても役に立てないかもしれないし。でも力になれるなら俺しかいないだろうと思った。だから俺が行くって言ったんだ」

夏目は改めて礼を言うと、昨夜の夢について話し始めた。

「熱でうなされてるとき、夢の中でレイコさんに言われたんだ。1人でいれば守らなくていい、って。でも俺が、守りたいと思っている人たちに知らず知らず助けられていたように、祖母の周りにも彼女を想う友人がたくさんいて…そのことをもう彼女に伝える術はないけれど俺は覚えていたい」

夏目は顔上げて、友人の顔をまっすぐに見つめた。

「だから、こんなふうにレイコさんのことを話せる友人がいるだけでも俺にとってはとても助かることなんだよ。…本当はみんなにも話せるといいと思う。でも…」

「いつかそうなるといいな」

 

カゼで寝込んでいた少年時代。

天井に見える模様の”本物”から夏目に手が伸びてきた。

「お前がふせっていてはからかう相手がおらずつまらぬではないか。早く良くなれ、小さく儚き者よ」

 

昔はよくわからなかったモノに今は気づくようになり、余計な苦労も背負い込んでいますが、同時にとても大事な存在にも気づくようになっています。

天井の模様の声が理解できていたら、もう少し違った関係に鳴っていたかもしれません。

今の夏目は消極的にすべてを遠ざけようとせずに、みんなにも事情を話したいという前向きな気持ちが生まれるくらいに成長しています。良い家族や友人に恵まれたおかげでしょうね。

儚き者

ようやく登校して久しぶりに友人たちと顔合わせる夏目。帰り道に四峰の崖によって寄ると中級たちの姿を見つけた。

「やっと熱が引いたんだ。中級たちがくれた薬が効いたみたいだ。ありがとう」

人間には効かない薬の礼を言われて戸惑う中級たち。

「阿呆なお方だ。いや、阿呆 なのは我らか。…いつか散るとわかっていても、性懲りもなく魅入ってしまうのだから」

中級たちの手から離れた白霧花が花吹雪となって夏目の周りを舞った。

まとめ

最終回らしく、夏目のまわりにいる大切な人達が勢揃いの回でした。

どこまでも優しい塔子さんと滋さん。

心配しながらも気を使ってぞろぞろ訪ねてこない友人たち。

なんだかんだ言いながら、せっせと灯籠を運んで薬を持ってきてくれた気のいい中級コンビ。

夏目と同じような境遇だったレイコさんには、心を許せる存在はいたのでしょうか?

で、本編終了後には6期の告知がすこんと発表されました。

2017年放送予定。春か夏くらいかな。

今から楽しみです。

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