絶狼<ZERO>-DRAGON BLOOD-第1話「銀狼」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

 

 

銀狼

ホテル

人気のない倉庫街を疾走する一台の馬車。中世の時代から抜け出してきたようなその馬車には、必死でムチを振るう男が1人乗っていた。 背後には大きな荷物が積まれている。猛スピードで駆け抜ける馬車は闇夜の中に消えていった…。

 

一件の古びたホテル。

女の客が1人飛び込みでやってくる。通常料金でスイートルームに泊まらせてくれると聞いて喜ぶ女。しかし、案内された部屋には大勢のホラーの先客があった。

「ほう、ルームサービスか」

仮面をかぶったホラー達が一斉に女に襲いかかった。

 

OPテーマは当然のjam project。いい曲ですがオープニングらしさはあまり無いですね。どちらかというと挿入歌っぽいです。

サクッとホラーの犠牲者が出るのは餓狼シリーズではお決まりのパターン。今回のゲストはモロ師岡です。今ではすっかり渋い役者さんですが、昔はピンでネタ番組に出たりしてたんですよね。

尋海アリス

旅行カバンを持った少女が、街を散策している。

目を輝かせながら、街並みや歩く人たちを次々と写真に収める少女。

散策を終えた少女は、町はずれのホテルに飛び込みで入り宿泊することにする。フロントの男にスイートルームを勧められるがあっさり固辞した。

「いいよ、普通の部屋で。豪華な部屋なんて落ち着いて眠れないよ」

そう言うと少女は1枚の写真を差し出した。

「これ、探してるの。見たことない?」

写真には、ごつごつとした不気味な卵が映っていた。

「知らないなら、いいや」

卵のことは知らない様子のフロントマンからキーを受け取り、少女は部屋に向かった。

部屋に向かう廊下で、どこからか漏れ聞こえてくる音楽と笑い声を耳にする。音に惹かれてスイートルームの方へ足を向ける。部屋を覗いてみると中では仮面舞踏会が開かれていた。

 

今作のヒロイン尋海アリス(ひろみありす)の登場です。

餓狼シリーズでは日本人っぽくないバタくさい顔のヒロインがよく選ばれますが彼女もそんな感じ。雨宮監督の趣味なんでしょうか。

セリフはやや舌ったらず…と思ったらまだ現役の高校生なんですね。青島心というモデルさんです。

プロフィールを見ると少林寺拳法の黒帯を持っているとか。どうりで姿勢がいいと思いました。

アクションのほうも期待できそうです。

涼邑零

「ひと部屋空いてる?」

やってきた男の客を丁重に断るフロントマン。またのお越しをお待ちしております、と頭を下げる。

「またはないよ、このホテルは今夜で閉店だからな」

フロントマンの眼前に魔導火をかざして宣言したのは、成長した魔界騎士・涼邑零だった。

ナイフを持って飛びかかってくるフロントマン。数回切り結んで零が手強いとと見ると、ホテルの2階へと姿を消した。

「零、無数の気配を感じるわ。気をつけて」

シルヴァがそういうと零は不敵な笑みを浮かべた。

 

零おっさんになったなぁ…。

ついこの前まで、初代餓狼の再放送を見ていたので余計にそう感じます。零役の藤田玲さんは、初代の頃にはまだ10代だったのが今では20代後半ですからね。変わるのも当然です。

2014年の絶狼〈ZERO〉 -BLACK BLOOD-の時と比べても、顔の肉付きが良くなっている感じ。

でも、ヤンチャな感じはまだ残っています。

 

 

零はホテル内に巣食う素体ホラーを一気に片付けると、アリスが捕まっているスイートルームに飛び込んだ。

「お楽しみのところ悪いけど、パーティーはお開きだ」

魔導火を投げつけると、仮面のホラーたちをあっという間に殲滅した。

 

やっぱり年取ってもかっこいいですわ、零は。

第一話だけあってバトルシーンもてんこ盛り。CGも気合が入っています。

スイートルームでの魔導火を投げる演出がカッコいいですね。

銀牙騎士・絶狼

逃げ出す零とアリス。ホテルの外に出るとフロントマンが2人を待ち構えていた。

「そうだった、まだお前がいたんだったな」

フロントマンは取り出したラッパを吹きならし巨大なウサギに変身する。零も鎧を装着した。

巨大な化け物と銀色の戦士が戦うのを唖然として見守るアリス。ホラーを倒した選手の立ち姿を見て思わずつぶやいた。

「きれい…」

反射的にカメラのシャッターを切る。何枚か絶狼を撮影すると姿を消した。

零は撮影に気づいたが気に留めず、少女が落としていった卵の写真を拾い上げた。

 

いつの間にか無かったことにされている999タイマーが復活。バトル中ずっとカウントしていました。これ、楽勝の敵じゃないと絶対時間足りなそう…。

絶狼の鎧がずいぶんメタリックになっています(初代との比較)。ちょっと青みがかった色は前作の -BLACK BLOOD-からですが、より輝きが増しています。思わず写真を撮りたくなる気持ちもわかりますね。

ゼロの胸からワイヤーが飛び出し立体機動装置のような動きをしていました。見覚えのないアクションです。

ホラーはうさぎちゃん。デカいくせに弱かった。

 

牙狼のEDはヒロイン中心のものが多いんですが、絶狼シリーズは零づくし。スライドショーのような零の映像と、藤田玲の所属しているバンドDUSTZの曲が流れます。ギターフレーズが耳に残るスルメ曲です。

まとめ

初代再放送から急にこの作品を見ると零の成長ぶりに驚きます。、大人になった零の姿をずいぶん新鮮に感じました。

ただ、10年たってもキザな台詞と子供っぽい笑みは相変わらずです。鎧は格段に格好良くなっています。光る鎧はアクションシーンも映えますね。

アリスは、歴代のヒロインの中では一番幼い印象です。過去シリーズの話を考えると、零と恋仲になるこ可能性は低そうですがどうでしょう。

 

馬車で運ばれていた卵。

おそらくアレが孵化するのを防ぐような王道ストーリーになると思います。最後にちらっと見えた映像やDRAGON BLOODという副題から考えて竜の卵なんでしょうね。

これは毎週楽しみです。