終末のイゼッタ第9話「ゼルン回廊、燃ゆ」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

 

 

イゼッタの活躍 つかの間の平穏

ゲルマニアの輸送列車を襲うレジスタンス。しかし、圧倒的火力の前に為す術がない追い込まれてしまう。そんな彼らの前にイゼッタが現れ、あっという間に敵を鎮圧してしまう。エイルシュタットの白き魔女の活躍に歓声が上がる。

イゼッタの活躍は格好いいですが、レジスタンスはもう少し作戦を練ろうよ、と思いましたね。武器の差はともかく、あんな軽そうなトラックでごつい列車を止めるのは無理があります。作中では停車しましたが、実際はトラックが弾かれるだけでしょう。

 

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宮殿でお茶をするイゼッタ・フィーネ・ロッテ・エルヴィラの四人。ゲルマニアからの大きな攻撃もなく平和な雰囲気が流れている。

魔女の間への侵入事件の報告を受けるジーク。秘密が漏れたことには気が付かないまま、同盟国の連結が上手くいっていると思い込んでいる。

草原の真ん中に佇むベルクマン。視線の先には花摘みをする少女がいた。少女の首飾りは赤く光り周辺から何かを吸い上げている…。

 

のどかなBBMが平和な風景がより不安を掻き立てます。

前回レイラインの地図を奪われていますからね。

今更ながら、魔女の最大の弱点を守る意識が薄すぎるなと思います。

 

ゲルマニアの侵攻

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ルーデン湖畔に敵戦力が集まっっている情報を得たエイルシュタットでは、ゲルマニアの侵攻と対魔女用の新兵器についての軍議が行われる。イゼッタの装備を強化すればなんとかなるという結論。フィーネは、この戦いに勝利すれば一気に有利になる、と皆を鼓舞する。

西で敵を迎え撃とうとするイゼッタ。しかし敵が攻撃を始めたのは東のゼルン回廊だった。

陽動に気づいてすぐにイゼッタを航空機でゼルン回廊に輸送する。地図ではゼルン回廊はかなり魔力が豊富な場所だという。

 

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ゼルン回廊に到着したイゼッタはすかさず攻撃を開始する。その初撃を防いだのは、黒ずくめの少女「ゾフィー」だった。

ゾフィーは自分を、かつて白き魔女と呼ばれた者だと言う。

 

魔女対決です。

なにやら土地の魔力を吸い上げるような描写がありましたが、そこにおびき寄せるということでしょうか。

だとするとゾフィーの魔力は土地ではなく、赤く光る宝石から供給されていることになりそうです。充電池みたいに使えるのかな。

 

魔女ゾフィー

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~三ヶ月前~

研究所でエリザベートからクローンの説明を受けるベルクマン。

かつての白き魔女の遺体からクローンを作り出したと言う。培養液の中で浮かぶ少女。

目覚めた少女には魔力も意思もなかったが、採取してあったイゼッタの血には反応を見せた。そこでブリタニアに潜入してイゼッタの血を直接口にさせることに成功。少女の目に光が宿った。

魔女を生み出すことに成功したベルクマンの報告を聞く皇帝。目の前には魔力地図と魔女の間で手に入れた赤い宝石が握られていた。

 

唐突にクローン技術の話が出てきました。

第2次大戦ごろの技術だと、とても実用化レベルでは無さそうですが…。

ベルクマンの「魔女の手綱は握っている」という言葉も気になります。

 

ランツブルック陥落

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魔女の力は人の世とその運命に関与してはならない。

ゾフィーは涙ながらにイゼッタを説得する。しかしイゼッタがきっぱり断るのを見て態度が豹変する。

いいように利用されているのも気づかないで、と怒りを露わにして攻撃を開始する。

空中での力は五分五分。しかし、魔法が使えたはずの場所で突然の魔力切れを起こしたイゼッタは地面に墜落してしまう。

ゾフィーの杖についた宝石が怪しく光る。負傷したいゼッタは完全に鎖で拘束されてしまった。

 

その二時間後には、首都ランツブルックにゲルマニアの国旗が高々と掲げられた。

 

ゾフィーはエイルシュタットにずいぶん恨みがあるようです。イゼッタのことを利用されていると罵っていましたが、自分のほうが騙されているんじゃないでしょうか。

あと、飛ばしている槍ってあんなに大きかったんですね。またがっている杖と同じようなサイズだと思っていました。

 

まとめ

前半と後半の落差が大きかったですね。

囚われたイゼッタが撮影されているのが痛々しくて見ているのが辛くなります。

ゾフィーの操る槍がイゼッタのと区別しやすい紫色だったので、もう少しバトルシーンが長引くと思いました。

そして首都もあっさり陥落。ここから戦況を盛り返すことなんてできるのでしょうか。

ゲール国王の側近とベルクマンの会話あたりが、ゾフィー裏切りのフラグに見えなくもありません。

ゾフィーの恨む相手が間違っていた…とか。

次回に期待します。あまりひどい話になりませんように。