オカルティック・ナイン第9話「きっと世界は終わるね」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

 

 

きっと世界は終わるね

実優羽からのメール

ブルゥムーンに集まった我聞たち5人。

その時桐子の携帯に実優羽からのメールが届いた。安命寺にある256キロ爆弾の写真が添付されている。行かなきゃ、ちーちゃんが生きてた。切羽詰った声とともに電話が切れる。

すぐさま後を追おうとする桐子とサライ。だが我聞は動かなかった。

「僕たち死んじゃったんだよ。僕にできることなんてないっていうか…」

 

いきなりの早口でのスタートです。最後までこのペースなんでしょうか。

突然出てきた爆弾の正体も、すんなり答えてしまうサライはずいぶん博識ですね。

 

 盗まれたコトリバコ

緊急の呼び出して警察署に戻ったあすな。

重要な証拠品であるコトリバコが何者かに盗まれたというのだ。明日菜はその捜査に駆り出されることになった。

 

桐子とサライは安命寺にタクシーで向かう。千津の携帯を使って、美優を呼び出した相手についての考えを話し合う。

「なぜ256キロ爆弾なのか。ニゴロ事件に何か関係があるのか」

 

ザルすぎるでしょう警察。ひょっとして内部に組織の内通者がいるんでしょうか?

それはそうと、見えないはずの2人はどうやってタクシーに乗ったんでしょう。

 

 隠し階段

安命寺に到着した実優羽。

飾られていた爆弾を触ろうとすると、石造りの像が台座ごと動き、地下に続く階段が現れた。意を決して階段を下りる実優羽。防空壕のような古い通路を通った先の部屋に入ると突然明かりが照らされた。

そこに座っていたのは公園であった不気味な白い少年。

「ちーちゃんはどこ!?」

実優羽の必死な問いに対して、少年は足元のコトリバコを蹴飛ばした。真っ赤に広がった液体の中に千津のアクセサリーが転がった。

「こいつは失敗作。僕は選民だからさ。コトリバコもGRで集めたいんだ」

 

実優羽のところに行こうと我聞を促す稜歌。だが我聞は落ち込んだまま動かない。

「ガモタン、本当に行かないの?…じゃあきっと世界は終わるね」

 

ドラクエみたいに豪快に隠し階段が現れました。白の少年は相変わらずのヴァンガード脳。

りょーたすの声色が突然の真剣モード。謎に包まれたままの彼女の正体がそろそろ明かされそうです。

 

 見えるモノと見えないモノ

安命寺にたどり着いたあすな。

開いたままの地下通路への入口を見つけ、すかさず潜入する。たどり着いた先には何かに話し掛けるように1人でしゃべる少年がいた。

スカンジウム、八福神の会、 見える幽霊と見えない幽霊…。

一体誰と話している?

少年がコトリバコから引っ張り出した髪の毛を切った瞬間に、あすなの持つスカイセンサーから悲鳴が鳴り響いた。

ただならぬ雰囲気を感じたあすなは少年に銃を向けた。

「手をあげなさい!」

 

「鷹栖よ、この肉体はもう限界だ」

鷹栖は暗闇の部屋で尊守との音声通信をしていた。

「新世界システム起動するのだ」

 

少年を逮捕しようとするあすな。ナタを振りかざして抵抗する少年。銃を弾き飛ばされて危機一髪のあすなを、見えない何者かが救う。その時同僚の刑事2人が到着し少年の確保に成功した。

見えない何者かのためにサイコメトリーを開始するあすな。

「私ね、実優羽に占いを続けて欲しい。だってあんたの占いは人を幸せにする力があるんだから」

 

我聞のことは見えていたのに、あすなに実優羽の姿は見えておらず、スカイセンサーで声だけ聞くことができるようです。見える見えないの条件がいまいちはっきりしませんね。そして安命寺にやってきたりょーたすの姿ははっきり見えていました。ということは彼女だけは生きている…?

高須との会話からすると、ご尊守はロボット化でもされているんでしょうか?

 

 繋がった線

実優羽の部屋にいる桐子とサライ。

3人でお互いの死と、自分たちと同じ事件の被害者を確認する。

名前が挙がったのは我聞、森塚刑事、紅ノ 亞里亞、西園 梨々花。

美優は、本体から髪を切り離されたとたん自分の髪が消滅したこと、警察関係者にサイコメトリー能力者がいることを話した。さらに少年が口走った事も思い返す。

スカンジウムを打ったものは見える幽霊に。そして八福神の会。

八福神の会は桐子が聞いた編集長の電話に出てきた言葉。そのとき手入れた論文の中にスカンジウムの説明があった。

殺された橋上教授は息子に何か伝えたかったことがあるはず。教授の研究室に探ってみることを決めた三人。

 

早口すぎて何言ってるかほとんどわかりませんでした。スカンジウムはもともと蓄電池の寿命を延ばすためのものですが、それを人体に定着させて特殊な電磁波を照射すると時間の流れとは無縁の霊体が生まれる。つまり永遠に生きられる、ということみたいですね。

実優羽の髪の毛が消えたのは、断髪を認識したから?だとすると自分たちの亡骸を目の当たりにしたら霊体も消えてしまいそうですが。

 

 時間の巻き戻し?

大きな屋敷の屋根の上で森塚と日下部が話している。

「てめぇをただの刑事だと思ってねえ、もっと別の何かだろ」

「察しがいいね。もしかして未来に行って何か見てきた?」

事件の調査を受ける代わりに時間を巻き戻す方を教えるという条件を日下部に突きつけた森塚。

 

明日菜は事件の全容をもう一度整理していた。

関係者全員と繋がりがあった我聞悠太。彼の遺品のスカイセンサーからノイズが聞こえた時だけその姿を見ることができた。少年を逮捕する時にスカイセンサーから聞こえてきた叫び声と泣き声。鍵を握るのはスカイセンサーと持ち主の我聞悠太君…。

そこに刑事から調査の結果が知らされる。八福神の会のスカンジウム売買の実態。そして、安命寺に現れた女子高生の正体。

 

父親のラジオ局で我聞は必死にスカイセンサーのチューニングを合わせていた。ある周波数から父親のDJトークが聞こえ始める。

「いつまでしょぼくれてんのよ」

突然の声に振り返ると稜歌が立っていた。

まとめ

いくらなんでも話を詰め込みすぎで、目が回りそうです。3、4話は分くらいは詰め込んでるんじゃないでしょうか。

いよいよ来週はりょうたすの正体が明らかになりそうです。そして新世界システムの起動。ウォーデンクリフガン。

すでに解決編に入っているのに新たな謎が増えている気もしますが…。

次回も楽しみです。