3月のライオン第2話のあらすじと感想です。
ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。
あかり/橋の向こう
ライバル?二海堂晴信
自宅で待ち伏せていたのは同じプロ棋士である二海堂晴信だった。
零との対局が決まった晴信はわざわざ零に布告に来たのだ。
ライバルとして熱く語る晴信に対して、そっけない態度を取る零。しつこく食い下がる晴信は零の部屋に上がり込む。零のことなどお構いなしのマイペースで、ピザをパクつきながら次の対局の戦法を訪ねてきた。
手にした三日月堂の和菓子を口にして言う。
「桐山、このお菓子うまいな」
登場した晴信は、零と世代の近いプロ棋士のようです。空気を読まずに熱い思いを語っていましたが、じいやがいるということは結構ブルジョアなんでしょうか。
いくつも将棋の戦法名が出てきて将棋アニメらしくなってきました。
先輩棋士
川を渡って対局に向かう零。
NHK杯の予選の対局前に神社に立ち寄ると、力強くお祈りをする松本一茶がいた。並々ならぬ力の入りようだ。
対局スタート。一茶の立てた甲高い駒音に対して隣から注意してくる先輩棋士の三角。2人は気の合う仲間のようだ。
対局が進む。零の指した手が一茶を窮地に追い込む。一茶は果敢に攻めたが零の前に敗れ去りがっくりとうなだれた。三角が、一茶の張り切っていた理由を零に話す。NHK に出演して自分の晴れ姿を祖父に見せたかったそうだ。
しかし、あかりの名前を聞いてすぐさま復活する一茶。零は先輩たちのペースに乗せられ、なぜか酒をおごる羽目になってしまった。
零・一茶・三角の3人はあかりが勤めるお店にやって来た。一茶はあかりに真っ赤なバラの花束を差し出す。
零は普段と違うあかりの姿を横からぼーっと眺めていた。
「怖い先輩もいるもの。無理やり飲ませてそのまま店の前に置き去りにするような…」
零は初めてあかりに会った時の事を思い出していた。
酔いつぶれて置き去りにされた零を介抱してくれたあかり。目覚めた時に目に入ったのは、どこか懐かしい日本家屋の居間と川本姉妹。そして猫たちだった。
先輩棋士の登場です。2人ともお茶目なキャラ。勝負の世界に生きているようなギスギスした感じはありません。今のところ暗いのは主人公だけですね。
対局シーンは随分本格的。ここは将棋に詳しい人ならもっと楽しめるんでしょうね。
それにしても、あかりが銀座のバーに勤めていたとは驚きです。和菓子屋だけで働いていたんじゃなかったんですね。
迎え火
零は橋を渡ったスーパーへ食料の買い出しに行く。お盆のセットが売られているのを見て、今日がお盆だったと思いだした。
店内でばったり出会った川本姉妹に乗せられて夕食をごちそうされることになる。
「僕はあかりさんに何となく逆らえない。最初に一番みっともないところを全部見られてしまったから」
夕食後、迎え火を見つめる三姉妹。夜空を見上げる相米二は、零に両親の墓の場所を聞いてきた。長野と答えた零に「そうか、遠いな」とだけつぶやいた。
何気ない会話で進む夕食の団欒。
「きっとまだ、傷は生のままこの家に横たわっている…」
お盆の夕食シーンです。零の両親が交通事故で亡くなったことを示すような場面があります。傷という言葉を使っていることから、姿の見えない川本家の両親もなくなっていそうです。
橋を渡る零が抱えている大きな弁当箱が、一瞬骨壷に見えて驚きました。
『餌をできるだけ多く』と普通にしゃべっている猫たちも気になります。
まとめ
割とスローペースで物語は進んでいます。
主人公の過去や川本家の事情も少しずつ明らかになってきました。明るく見える川本姉妹も辛い過去を抱えていそうです。
それにしても、あかりが水商売をしているとは驚きでした。女の人は見かけによりませんね。
知識不足で将棋の内容を追えないのは残念です。ここは雰囲気だけ楽しむしかないようです。