3月のライオン第3話のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

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晴信/夜空のむこう

二海堂晴信

カーテンのない部屋で目覚める零。

明かりにもらったから揚げを食パンに挟んで食べながら今日の対局に思いをはせる。二階堂晴信と対戦する獅子王戦トーナメント。プロになってからは初めての手合わせだ。

カーテンをなかなか取り付けないのは、一人暮らしあるあるですね。

獅子王戦トーナメントというのは現実で言うところの竜王戦のようなものでしょうか。だとすると非常に大きな大会です。

 

炎天下の子供将棋大会

小学生時代、いろいろな大会で何度も顔を合わせた2人は、ある年の夏休みの将棋大会でも対戦した。炎天下の中デパートの屋上で行われた対局。晴信が暑さに参っているのを見て、零は少しでも早く勝負を終わらせようとする。だが、晴信はもがくような粘りを見せた。

負けたくない。心の声が聞こえてくるほど必死に指し続ける晴信。

零は自分の思い上がりを恥じた。長い戦いを制した後、この先何十年も向かい合うかもしれないその顔を見つめた。

プロになるということは、止まらない列車に飛び乗るようなものだ。もう二度と降りることはできない。負けて転がり落ちるまでは…。

電車に乗って対局場に着いた零を待っていたのは、あの時の少年がプロになった姿だった。

 

同世代の棋士が子供の頃に対戦していたというのはよく聞く話です。飛び抜けた才能を持つ者だけがプロに入ってくるので、どうしても少年時代から強者同士がぶつかりがちです。

おちゃらけて見える晴信もやっぱりプロの1人。勝負への執念は半端ではありません。

 

 変わらぬ表情

対局開始。

強くなっている…。じわじわ押される零。だが時が経つにつれて晴信の異変に気づいた。対局室の空調が故障しているので、あの時と同じように暑さに苦しんでいる。

何とかしようとする零に晴信は言った。

「あのデパートの屋上に比べたら天国だ。続けようぜ」

反撃を開始した晴信の一手は、零の意表を突くものだった。混乱する零を前にして不敵な笑みを浮かべる。

零は深く息を吸って落ち着いてから冷静に指し続けた。

うん、負けたくないよね…。

日が落ちるまで続いた熱戦は零の勝利に終わった。目の前にはあのデパートの屋上と同じように、悔しさをにじませる顔があった。

 

終生のライバルを思わせる熱い戦いでした。しかし、単なる暑がりではなく持病があったことが明かされています。前回のんきにピザを食べていたので思いもよりませんでした。

ところで、対局室で待ち構えていた晴信の顔が、一昔前の将棋漫画「月下の棋士」の画風になっています。3月のライオンと同じで監修は先崎学先生。月下の棋士の連載時には先崎先生はまだ五段ぐらいだったと記憶しています。

 

7月の夜空

「対局が終わったらまたおいで。送り盆なの、ごちそうを作るから」

零はあかりとの約束通り、対局後に川本家に向かう。笑顔で迎え入れてくれるあかり。ひなたか美味しそうな料理を用意してくれていた。猫たちはお供え用の小さな夕食セットにご執心だ。

送り盆なので遅めの時間に送り火を炊き始める。

零は火の前のみんなの顔を見て、お盆はより悲しみを増すような儀式だと考える。

ふいにひなたが立ち上がり、コンビニへ行くと足早にその場を立ち去った。零は相米二に促されて後を追う。そこで見たのは、川沿いの強風に向かって叫ぶひなたの泣き顔だった。

母を呼ぶ日向の隣にそっと立つ零。

家族への悲しい思いをずっと考えないようにしてきた自分。でも、本当にそれでよかったんだろうか…。

 

来る時は馬で早く、帰りは牛でゆっくりと。

知識として知ってはいても、お盆をきっちりこなす家庭は少なくなりました。送り火を炊いている家も最近はあまり見ませんね。

川本家の両親がなぜ亡くなったのかはまだわかりませんが悲しい事情がありそうです。

 

まとめ

今回はライバル二階堂のバックボーンと川本一家に横たわる悲しい影の一部が明らかになりました。

二階堂は腎臓系の病気のようですね。子供の頃からの持病で食事制限もある厳しいもののようです。ですが、決して内向きにならず将棋に対して熱い心を持った男なので応援したくなります。ムッチリとギャグを入れてくるところもポイントが高いですね。

お盆の感傷的な雰囲気に悲しさが溢れ出してしまったひなた。両親が2人ともいないということは、やはり交通事故のような事情でしょうか。

じわりと広がってきた物語の今後の展開も気になります。

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