終末のイゼッタ第11話「フィーネ」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

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フィーネ

魔石の威力

「魔女を殺せ」

ジークが目にした、妃殿下の命令でゾフィーを裏切った祖先の手記。その時に砕かれた魔石の半分。その半分が今、ジークの手によってイゼッタに渡されようとしていた。

 

ゲルマニア帝国親衛隊少佐のヘイガーとともに、ランツブルック入りするベルクマン。発見された魔女の間を見た後にリッケルトの墓へと赴く。墓前に自嘲気味に今の微妙な立場を口にした。そのときフィーネ一行発見の報告が届いた。

 

ひょっとするとゾフィーが騙されていて、本当の敵はゲルマニアだった、なんて展開もあるかと思いましたが、手記からしてエイルシュタット家が魔女狩りを画策したのは真実みたいですね。

そしてリッケルトの墓を見舞うベルクマン。片方の国を完全な悪として描いていないのがこの作品に深みを与えています。

 

 

山中の砦に力なく潜伏するフィーネ。そこに銃声が響き渡った。ゲール親衛隊の急襲を受ける。兵力と火力の違いでフィーネ達はあっという間に取り囲まれる。抵抗を続けるフィーネの前でヘイガーは次々と捉えた兵士を銃殺していく。飛び出してきたフィーネをすかさず捕らえて口汚く罵る。そして砦にいる者たち全員を焼き払うと宣言した。

「姫様から手を離して!」

イゼッタの声が響き渡った。赤いオーラでつつまれたイセッタはゲール兵を次々と魔法の力で倒していく。

「魔石の力か…」

イゼッタの力を確認したベルクマンは、一足先に逃げたヘイガーを追った。

 

ジークはイゼッタに魔石を渡すことを最後まで躊躇していた。この魔石を使えば、ゾフィーが言うように本人の寿命を削ることになる。そうなればイゼッタは…。見ていたビアンカもイゼッタにこれ以上の戦いは望んでいなかった。涙を流して抱きついてくるビアンカにイゼッタは言った。

「姫様のために戦うことだけが、それだけが私のたった1つのしたいことだから 」

 

イゼッタの猛攻に逃げ出したヘイガーは行き止まりに阻まれていた 。追ってきたベルクマンは皇帝から自分の抹殺命令が出ていたことを聞き出す。叫ぶヘイガーを射殺すると銃を捨ててベルクマンは投稿した。

「できればお手柔らかに頼むよ。魔石を持った魔女相手じゃ、僕なんか簡単に殺されてしまうからね」

フィーネの前で、使用者の命を削る魔石について話すベルクマン。フィーネは驚いてイゼッタの顔を覗きこんだ。

 

相変わらず子安さんのゲスキャラは絶品です。短い登場でしたが、ヘイガーのお陰で魔石復活を遂げたイゼッタの活躍によるカタルシスを味わえました。

ベルクマンはちょっと変形の亡命をしたようなものですね。冷静な口ぶりからこうなることは予想していたようです。

ゲルマニア帝国の新兵器

「君がゾフィーの仕掛け人だな」

ベルクマンの尋問を始めるジーク。ベルクマンはジークが自分に似ていると言い放ち、取引を持ちかけてきた。

ゲールが開発した魔法による強力な新型爆弾。その新兵器の威力を示し、各国を恫喝するために開催される秘密会談。

帝国の作戦を次々と明らかにしてベルクマンは言った。

「こうなった以上君たちに勝ってもらうしかないのさ 」

忠義もなく自分勝手な理屈を口にするベルクマンをジークは殴りつけた。

「安心したよ。ぼくは君には似ていない」

 

ジークの口からゲールの作戦が明かされ驚愕する一同。フィーネは絶望感にさいなまれていた。魔女の力を戦いに使ったことを激しく後悔し、自分の身を捧げて全て終わりにするという。

「ひとりで勝手に終わらせないでください!」

フィーネの頬を張るイゼット。苦しいのも辛いのも分かっているが、2人で始めたことは2人で終わらせるべきだと訴えた。必死の説得はいつしか姫のことを呼び捨てにさせている。そのイゼッタの姿を見てフィーの目に再び力が戻った。

爆弾を積んだミサイルを封じるためには、ゾフィーの活動限界である2時間をイゼッタが持ちこたえなければならない。同時にに各国代表が集う会議にフィーネも参加する必要があった。そこに間に合わせるためには翌日すぐに出発しなければならなかった。

 

同じ切れ者同士でも、国を第一に考え手段を選ばないジークと自己保身に全力を尽くすベルクマンの価値観の違いがぶつかり合っています。ジークには祖先が魔女を裏切ったという負い目もあるようですが。

それにしてもクローン技術といいきのこ雲の新型兵器といい、ゲールのテクノロジーだけがやたらと進んでいます。魔女という要素がなかったとしても周辺国に勝ち目は無さそうでした。

夜の空中遊泳

月の見えない夜空を眺めるフィーネ。ふいに光に包まれたイゼットが箒にまたがって飛んできた。

「さあ」

手を差し伸べられて箒に乗るフィーネ。 2人は夜の森へ空中散歩に出かけた。

フィーネの頬を叩いたことを詫びるイセッタ。フィーには許す代わりに、昼間と同じく自分を呼び捨てするように命じた。

「フィーネ、フィーネ」

顔を覗かせた月と星空の下で何度もお互いの名前を呼びあう2人。

 

皆に見送られ最後の出撃に出るイゼッタ。行先ではゾフィーが呪うような表情で待ち構えていた。

「待ちくたびれたわ。さあ始めましょうか。全ての終末を」

その頃、会議に向かったフィーネたちは、検問所にいたゲールパイロットのバスラーに発見されてしまっていた。

 

幻想的な空中散歩のシーン。二人が改めて深い友情(?)を確かめあっています。

二人の薄着を見て、寒そうだなとヤボな思いが浮かんだり、邪なことを考えたりするのは心が汚れている証拠でしょうか。

まとめ

決戦前夜の回でした。

ジブリ映画を思わせる美しい飛行シーンが、二人の今生の別れにならなければいいのですが。

フィーネ一行がゲール兵に見つかりましたが、相手がバスラーというところに一抹の望みがあります。なんかこのオッサンも皇帝と今のゲールには不満がありそうなんですよね。

このパターンでミサイルが発射されない可能性は少なそうですが、イゼッタがそれを身を挺して防ぐみたいな終わり方は勘弁してほしいです。ご都合主義でもいいから、なんとか生き残って欲しいですね。

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