3月のライオン第7話「大切なもの。大切なこと。/将棋おしえて」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますのでまだ見ていない方はご注意下さい。

---スポンサーリンク---

 

「大切なもの。大切なこと。/将棋おしえて」

プロの先輩

メックバーガーの店内。

零は野球部の高橋と2人きりにされていた。席に気まずい沈黙が流れる。

「あの、お名前は?」

沈黙を破って高橋の口から出た質問に零は反射的に答える。

「やっぱりそうだ。あの中学生でプロになった…はじめまして、高橋勇介です」

高橋はあっけに取られる零の前で、自分も野球でプロ目指していること、進路に迷っていたときに中学生でプロの世界で活躍する零を知ったこと、などを告白した。

「桐山さんはプロになってから1年遅れでまた学校に行かれてますよね。それはどうしてですか?」

高橋の真剣な表情を見て、すぐには言葉が出せない零。

「人生を早く決めたことは後悔していません。でもたぶん、逃げなかったって記憶が欲しかったんだと思います」

零は自分の絞り出した言葉に恥ずかしさがこみ上げてきた。しかし、高橋は零の発言に大きくうなずく。

野球の世界でも練習をサボった記憶があればいざというときに自分を信じることができない。そういうことを無くしたかったんですよね、と。

自分の言葉が高橋に通じたことが予想以上に嬉しかった零。油断すると涙がこぼれ落ちそうになるほど感動していた。

 

高橋と再会を約束して別れると、ひなたを自宅まで送る零。あかりに夕食用のおにぎりとおかずを貰って帰宅する 。

思わぬ邂逅と温かい食事で、その夜はなかなか寝付けなかった。

「彼が僕に聞いたように、僕も誰かに尋ねることができる日が来るとしたら…」

 

ここまで野球をしているシーンしか出てこなかった高橋少年でしたが、絵に描いたような好青年でした。やはりプロを目指しているとなると、違う種目でも同年代のプロは気になるものなんでしょうか。零自身も高橋のことがずいぶん気に入ったようです。

零が話を聞いてみたい先を行く相手というのは、やはり中学生でプロになった宗谷名人のようです。

 

スーパーカレー

川本家の居間にはいつもと違い緊張が走っていた。

「いやあ、久しぶりだな川本ん家。小二の時以来?」

目の前には高橋が座っていた。夕食を一緒に食べるために零とともに川本家にやって来たのだ。しかしあかりが不在のため、夕食の準備はひなたがすることになっていた。

「ほんとにカレーで良かったのかな。やっぱりもっと豪華なご飯の方がよかったんじゃないのかな?」

弁当製作時の失敗を懲りないひなたに、あかりはトッピングをつけたらいいとアドバイスしていた 。

「川本ん家のカレーってすごいな。唐揚げだけでもスゲェのに、しかも温泉卵まで乗ってるなんて超豪華じゃんか。お店で食うヤツみたいだ」

高橋の気持ち良い食べっぷりにホッとする零と歓喜するひなた。

カレーに唐揚げと温泉卵をトッピングして無事にミッションクリア。やっぱり食べ盛りのスポーツ少年にはシャレた料理よりもこういうガッツリ飯の方が好まれますよね。

吠える親友

「俺、桐山さんに聞きたいことがあるんですけど」

そう言うと高橋はビデオテープを取り出した。再生させるとNHKの将棋番組、 画面には解説の二海堂が映っていた。唖然とするひなたとモモ。画面が切り替わって対局する零の姿が映し出されるとさらに驚く二人。

「やべ…、桐山さん内緒にしてたんだっけ」

ひなたとモモにどういうことなのかと詰め寄られる零。そこに相米二が帰宅してきた。

「なんだ坊主。情報解禁か?」

高橋が相米二に挨拶する。相米二と高橋の祖父は顔見知りのようだ。

「で、桐山五段に聞いてこいって言われたんですけど…」

ビデオ早送りして、零が竜を切る場面が映る。解説の二海堂が驚いて大声で叫び出す。

「何てことするんだ桐山!これじゃ切りに行ったのか切られに行ったのか分からんだろう!」

対局をテレビで見ていた高橋の父や祖父も、この一手が敗着だとは思っていなかったらしい。高橋が零にその真意を尋ねた。

「相手がガチガチに囲って俺のミス待ちで全然動かないから、なんかじゃあミスるかどうかやってやろうじゃないかと思って…」零の言葉に返すようにビデオの中の二海堂が叫んだ。

「かっこつけんな桐山!本当に勝ちたいなら粘れ。最近のお前、ちょっと変だぞ。潔いのと投げやりなのは似てるけど違うんだ!」

興奮した二海堂はカメラに接近して、もっと自分を大切にしろと吠える。

二海堂の言葉に感心する相米二と高橋の前で、零も吠え返した。

「くそ知るか!なんだよその上から目線」

初めて聞く零の大声に新鮮さを感じて楽しそうに笑うひなた。

「ねぇ零ちゃんお願い。私にも将棋教えてくれる?」

 

高橋のうっかりで、零が秘密にしていた棋士の仕事をひなたとモモに知られてしまいました。意外に天然ですね。

それにしてもあいからず二海堂は熱いです。一人暮らしを始めたことで、零のやる気がストンと落ちていることを指し筋から見抜いているようです。なぜ零は二海堂を親友と認めたがらないのでしょう。ウザいから?

 

二人の将棋講座

零は将棋会館の売店で、ひなたのための将棋盤と駒を見繕っていた。続いて入門書を選んでいると、背後から二階堂が近づいてきた。

「嬉しいよ桐山。君も普及の大切さを感じてるんだね。で、誰に教えるんだい?」

そう言って川本家まで一緒についてきてしまう二海堂。モモはボドロに会えて嬉しそうだ。

ひなたのために将棋のルールを説明し始める零。しかしその説明は二海堂に遮られる。

「固いよ桐山。ほらもうヒナくん、やっぱり難しいかもって顔になっているだろう。ああいう風になると緊張して頭に入りにくくなってしまうんだ。それじゃもったいないだろう」

そう言うと二階堂は『正気初めて絵本』という本を取り出した。絵本を開くと将棋の駒の配置に並んだ猫たちが飛び出してくる。飛び出す絵本の出来に目を奪われるひなたとモモの2人。

「将棋っていうのはこんな風に、8種類の性格の違う駒を動かして相手の王様を捕まえるゲームなんだ」

将棋のルールを猫の国に例えてスラスラと説明する二海堂。

「二階堂、お前すごいよ。なんだろうこの気持ち…」

 

将棋の普及もプロ棋士にとっては大事な仕事です。二海堂はどこかで子供将棋教室をした経験がありそうです。かなり手慣れています。

エンディングには謎のニャー将棋音頭なるものが流れました。これは将棋普及のアニメだったんでしょうか。それにしてはやたら暗いテイストですけど。

 

まとめ

肉球パンチをおみまいニャ、というメロディーが頭から離れません。

高橋・二海堂の爽やかさと熱さを持った二人のエピソード。おかげで今週は零の暗さも影を潜めていました。

ニャー将棋音頭は駒の動きを説明する歌詞でしたが、これから毎週流れるのかな?歩・桂・金と一気に3種類説明したので2、3回はこのエンディングが続くのかもしれません。

---スポンサーリンク---